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新しい家へ引越しは新しい生活の始まりでもあります。
住み慣れた家とは違い、新居での生活には様々な期待と不安があります。
家を探す時に最も気になりつつも、実際には住むまでは全く分からないのが 隣人ではないでしょうか。
特に集合住宅などでの生活では、隣人の人柄や生活態度は、人生の質を左右すると言っても良いほど重要な周辺環境なのです。
出来れば隣近所とは上手に付き合って、無駄なトラブルは避けたいものです。
そこで大切なのが、引越し挨拶です。

近隣住民にとっても、新しく引っ越してくる人については 興味がある事ですし、いち早く知りたいものです。
引越ししてきた様子があるのに挨拶が無いと、周辺はどのような人物なのか全く分からず不安になるので、 出来る限り引っ越したらすぐに近所には挨拶に回るのが大切です。
やはり第一印象は人間関係にとって重要なポイントです。
挨拶はにこやかに、なるべく先方が忙しくなさそうな時間を選んで、 ささやかな物で良いので何か手土産を持って伺うのが良いでしょう。
具体的に手土産は何が良いか?

引越し挨拶の手土産は、生活消耗品やお菓子などのいわゆる「消えもの」がおすすめです。
形に残る物は初対面の相手に対しては避けたほうが無難です。
また個性の強い品物もこちらのセンスを強要するような印象を持たれがちなため、 万人受けを狙った無難な商品を選ぶことを心がけましょう。
金額的には500円~1000円程度の手土産が先方にも負担にならず良いでしょう。
引越しした新しい土地で楽しい生活を送るためにも、初対面の挨拶は上手く行いたいですね。
引越しの挨拶と手土産のついての経験談
お菓子を持っていくなら賞味期限にも注意
中古マンションを購入して引越しをしました。
独身の時にワンルームマンションに住んで以来のマンションに住むことになりました。
一家で引越しということもあり、しっかりと挨拶を済ませようと考えて、手土産を購入しました。
ここで大失敗をしました。
引越し当日に管理組合の理事長と、同じ階の3軒と上下の階の住人の計6件に挨拶をしようとして、 6個の手土産のお菓子を購入したのですが、実は当日に挨拶をすることができたのが3軒だけでありました。
仕方がないので次の日もその次の日も残りの住人に挨拶に伺ったのですが、それでも残り3軒のうち1軒で挨拶ができただけでした。
まさか挨拶にそんなに時間がかかるとは思いもよりませんでした。
そこで失敗だったのは手土産のお菓子が賞味期限が1週間程度しかなかったことでした。

まだもう少し賞味期限には余裕があったことはあったのですが、まさか賞味期限がぎりぎりのものをお渡しするわけにはいきませんので、 2つの手土産のお菓子は仕方がないので自分たちで食べてしまったのです。
そのあとでも結構頻繁に挨拶をしようと伺ったのですが、 留守のことが多く仕方がないので最終的には手書きで挨拶状を書いたうえで、 封筒にその挨拶状と新たに購入したクオカードを入れて、留守にされていたお宅のポストに入れたのでした。

そう数日のちに残り2軒の住人も私の自宅に訪ねてこられて顔合わせをすることができ、 無事に予定の引越しの挨拶がすべて終わったのでした。
実に1週間以上の時間がかかってしまいました。
都会のマンションではありがちかもしれませんが、やはり時間はかかりすぎではないでしょうか。
転勤族の私が引越しの挨拶に選んだお菓子

我が家は基本、転勤族です。
なので、結婚してから2度の引越しを経験しました。
初め、結婚してすぐに住みだしたマンションでは、あまり近所付き合いがないようなマンションで、 両隣に引越しの挨拶に行っても、そっけない態度で終わって行きました。
その当時は、無難な物が良いと思い、挨拶にはタオルを持って行ったのでした。
次に引越しをした際は、私にも子供がいて、出来れば同じマンションで友達が欲しいと思い、 引っ越す前に住んでいた県の有名なお菓子を引越しの挨拶の際に配る事にしたのです。

すると、同じ年齢の子供がいる奥さんが、引越しの挨拶の際にそのお菓子を見て「私、ここの出身なの!」と興奮されたのでした。
その事がきっかけで話をするようになり、ママ友第一号になったのです。
もし、あの時、普通にタオルや洗剤を引越しの挨拶に持って行っていたら、 こんなに話が盛り上がる事はなかったと思うと、そのお菓子に感謝したいぐらいでした。
この事がきっかけで、次の引越し先にも同じように、 引越し前のご当地のお菓子を挨拶に持って行く事にしたのです。
すると、「ここから、引越しされてきたんですね」などと話が膨らみ、お菓子を持っての挨拶回りは大成功だったのです。
同じ転勤族で、悩んでいた友人にその事を教えると彼女も早速、取り入れる事に。
そして、彼女もそのお菓子作戦で大成功したのでした。
転勤族の私にとって、引越しの挨拶で起きる第一印象はとても重要です。
その重要な日にお菓子を持って行く事で話も弾み、今まで成功を収めてきました。
なので、この方法はこれからも実践していくつもりです。
引越し先で挨拶で地元の有名なお菓子を持っていきました

今のマンションに引越してきたとき、お隣さんと上下のお部屋に挨拶がてら、お菓子を持って行きました。
何のお菓子にしようか凄く迷ったのですが、結局地元で有名なお菓子にしました。
おみやげにと渡すことはあっても、自分で食べることは少ないだろうと思ったのです。
それに、このお菓子が嫌いという話を聞いたことが無かったので。
挨拶は、まず左隣の家から行きました。
優しい中年のご夫婦で、お菓子も快く受け取ってくださいました。
次に行ったのは右隣の家です。
中年の女性とお母様が住んでいるらしいです。
「犬がいるから、うるさかったら言ってくださいね」と気遣ってくださいました。
お菓子に関しても、「これ大好きなの」と受け取ってくださいました。
次に行ったのは上の家です。
若いご夫婦と子供2人の4人家族みたいです。
「子供がいるので、うるさかったら言ってください」と言われました。
このマンションの人たち優しい、引越してきてよかったと思った瞬間でした。
お菓子も受け取ってくださいました。
最後は下の家です。
おじいさんと娘さんご夫婦とと子供の4人暮らしみたいです。
出てこられたのはおじいさんでしたが、なんとも気難しい方で、 お菓子は受け取ってくださいましたが、ほとんどひったくられるような感じでした。
嫌な思いまではしませんでしたが、驚いてしまいました。
しかしトータル的に考えると、このマンションに引越してきて良かったです。
挨拶は緊張しましたが、大体の方は好意的に対応してくださいました。
引越してきてから少し経ちましたが、みなさん穏やかで安心して暮らしています。