軽貨物チャーター便

軽貨物チャーター便で運送コスト削減

いかに運送コストを抑えられるかというテーマの中で、1つ提案したい運送コスト削減案があります。

ここでポイントとなるところは軽貨物車のチャーター便(貸し切り便)です。 よくあるような軽ワンボックス車は重くない荷物あれば、 100サイズ位の荷物を50個ほど積み込むことができます。 (ただし重量制限があり→350kgが最大)

*100サイズとは3辺の合計が100cmの荷物のことを意味します。

単純な計算でしかありませんが、 宅急便で1個あたり1390円の荷物を50個送ると69500円の運送費となります。

1390円×50個=69500円

具体的に言うと、軽のチャーター便に50個口の荷物を東京都内5箇所 (合計1か所あたり10個×配達先5か所=50個)の配送依頼をしたケースだと、 いくらくらいの運送費が必要になるでしょうか?

答えは、確実に宅配便での合計送料より安い運送費で収まります。

11880円(距離料金9680円+配達件数5件2200円)

極端な話を一つの例にしましたが、条件が合えば、軽のチャーター便を状況に合わせて利用することで、 大幅なコストダウンできるということです。

運送コストダウンを可能にするにあたって何はともあれ、 軽のチャーター便の料金体系を把握することが必要です。 運賃はそれぞれの運送会社によって違いがありますが、基本的に距離と配送件数、 拘束時間などによって料金が計算されます。

「軽貨物 チャーター」とは何か?

軽貨物チャーターとは、小規模な荷物をトラックやバンなどの軽貨物輸送車両で運ぶ貨物輸送の一形態であり、一般的に荷主が輸送ルートや納期を指定して車両をチャーターすることが特徴です。

軽貨物チャーターは、企業が、一般的な貨物輸送の方法では適用しづらい小ロットや緊急性のある貨物を輸送するために利用されてます。また、荷主が自由に車両を選択できることから、車両の種類やサイズに合わせた柔軟な輸送が可能となっています。

軽貨物チャーターのメリットとデメリット

【メリット】

時間やコストの削減が可能

軽貨物チャーターは、必要な時に必要なだけの車両を手配できるため、効率的な運送計画を立てることができます。また、チャーター契約を結ぶことで、車両手配や車両管理などの手間を省くことができるため、時間とコストを削減することができます。

柔軟な輸送計画の立案が可能

軽貨物チャーターは、車両手配や車両管理、運転手の手配などの面倒な手続きが不要であり、必要な時に必要なだけの車両を手配できるため、輸送計画を柔軟に立案することができます。また、急な依頼にも迅速に対応できるため、顧客満足度の向上につながります。

【デメリット】

高額な料金

軽貨物チャーターは、一般的な貨物輸送と比較して、割高な料金がかかる場合があります。特に、繁忙期や急な依頼に対する料金は高くなります。しかし、通常の貨物輸送と比較して、時間やコストの削減が可能であることを考慮すると、適切な選択と言えます。

一部の車種に制限がある

軽貨物チャーターは、使用できる車種に制限がある場合があります。特に、大型の荷物や重量物を輸送する場合は、対応できる車両が限られているため、制限を受けることがあります。しかし、軽貨物輸送という用途に特化しているため、小型の貨物輸送には非常に適しています。

軽貨物チャーターには、時間やコストの削減、柔軟な輸送計画の立案が可能などのメリットがあります。一方、高額な料金や使用できる車種に制限があるなどのデメリットもあります。適切な使い分けをすることで、貨物輸送において効率的な選択肢となります。

軽貨物チャーターを利用する際の注意点

車種の選定と運搬できる荷物の種類

軽貨物チャーターを利用する際は、運搬したい荷物の種類に合った車種を選定することが重要です。

軽貨物チャーターで利用できる車種には種類があり、それぞれの車種には運搬できる荷物の制限があります。例えば、1BOXタイプの軽トラックでは、長い荷物や高さのある荷物は運搬できない場合があります。荷物の種類によって、適した車種を選定することが重要です。

運送会社のホームページなどで、各車種の運搬できる荷物の制限や、荷室の寸法などを確認することができます。また、運送会社に直接問い合わせることで、荷物の種類に合った車種の提案を受けることもできます。

保険の加入状況について

軽貨物チャーターを利用する際には、運送会社がどのような保険に加入しているかを確認することが重要です。また、自社でも必要に応じて保険に加入することを検討しましょう。

軽貨物チャーターの荷物は、万が一に備えて保険に加入することが望ましいです。しかし、軽貨物チャーターの運送会社によっては、保険に加入していない場合があります。そのため、万が一の事故やトラブルが発生した際には、運送会社がどのような保険に加入しているかを事前に確認することが必要です。

例えば、ある運送会社は、荷物の破損や紛失に対して、最低限の保険にしか加入していない場合があります。この場合、万が一の事故やトラブルが発生した場合には、運送会社からの補償が十分でない可能性があります。そのため、自社でも荷物に対する保険に加入することが重要になってきます。

軽貨物チャーターの料金について

軽貨物チャーターの料金は、車種・運送距離・荷物の重さや大きさなど、多くの要素に基づいて決定されます。

また、軽貨物チャーターの料金は、運送会社によって異なりますが、一般的には以下の要素が料金に反映されます。

  • 車種:車種によって運べる荷物の大きさや重さが異なるため、車種によって料金が変わります。
  • 運送距離:運送距離が長いほど、燃料や運転手の人件費がかかるため、料金が高くなります。
  • 運送時間帯:深夜や早朝などの時間帯は、通常の時間帯よりも料金が高くなることがあります。
  • オプションサービスの利用:配送前に保管、配送後に組立、梱包などのオプションサービスを利用する場合は、料金が追加されます。

実例

ある運送会社では、軽貨物チャーターの料金を以下のように設定しています。

運送距離:5km以内、10km以内、20km以内、50km以内、100km以内など、距離に応じて料金が設定されています。

軽貨物チャーターにおける荷物の梱包について

軽貨物チャーターで荷物を送る場合、梱包方法には十分に注意する必要があります。荷物を適切に梱包することで、破損や損傷を防ぎ、安全な配送を実現することができます。

適切な梱包をしないで荷物を輸送すると、荷物が損傷を受ける可能性が高まります。実際、輸送中に荷物が損傷を受けることは珍しくありません。梱包方法については、軽貨物チャーター業者のサイトや、運送業者が定める梱包ルールを参考にすることが大切です。

実例

荷物が損傷を受けた原因の一つとして、梱包不良が挙げられます。例えば、衝撃を吸収できるようなクッション材が不十分な場合や、重い荷物を適切に固定しなかった場合、荷物が転倒して破損する可能性があります。また、液体や粉末などの特殊な荷物については、専用の梱包方法が必要になる場合があります。

急な配送、急ぎの配達にも対応

その日のうちに届けたい荷物を当方の軽貨物車で配送致します。

東京都内をはじめとして、神奈川県・埼玉県から全国各地へ荷物を配送します。

宅配便などで発送すると、その日のうちに届けるのは難しいです。

軽貨物便なら、お客様の荷物をお預かりして、そのままダイレクトにお届け先に配送致します。

料金は走行距離に応じて決まります。

軽貨物車の最大積載量である350kg以内であれば、荷物量によって料金が変わることはありません。

定期便では対応できない荷物量なので、軽トラック1台分の配送をお願いしたい。

定期便いつもの集荷時間に間に合わなかったので、どうにかして配送したい。

大切な取引先から急ぎの注文が入ったので、今日中に緊急配送してもらいたい。

今日中に届けなければならない荷物があるのだけれど、人出が足りない。

車両

緊急配送用の軽貨物車①

荷台のサイズ

荷台のサイズは幅130cm、長さ180cm、高さ110cm、の寸法を参考にしてみてください。

荷台スペースを身近な物に置き換えると

畳1.5枚(幅138cm×長さ190cm)の広さで、高さが120cmくらいのスペース。



上記より若干サイズが大きいですが、 ダブルベッド(幅140cm×長さ195cm)の広さで、高さが120cmくらいのスペースだとイメージしやすいかもしれません。

軽貨物チャーター便の料金は?

輸送距離(集荷先→お届け先)を基準に料金が決まります。

基本料金 + 立ち寄り料金 + 待機料金 がお支払い金額の合計になります。

  • 当社→集荷先 : 費用は発生致しません。
  • 集荷先→お届け先 : 下記料金表の金額
  • 高速道路代 : 別途実費

距離制基本料金表

走行距離 料金
20kmまで 4400円
25kmまで 5500円
30kmまで 6600円
40kmまで 8800円
50kmまで 10500円
60kmまで 12600円
70kmまで 14000円
80kmまで 16000円
90kmまで 18000円
100kmまで 20000円
120kmまで 24000円

補足

  • 走行距離は発送元→届け先までの距離
  • 待機時間がある場合は料金が時間に応じて加算

加算料金

①立ち寄り料金

届け先が複数の場合、料金が発生致します。

届け先 料金
1か所 -
2か所 500円
3か所 1000円
4か所 1500円
5か所 2000円

②待機料金

集荷先(届け先)の都合による待機料金です。

待機時間 料金
30分まで 無料
1時間まで 1000円
1時間30分まで 2000円
2時間まで 3000円
以降30分ごと 1000円加算


軽貨物チャーター便のメリット

一方、軽のチャーター便には運送コストが安く済むこと以外に、多くのメリットがあるのです。

荷物破損の心配なし

チャーター便は仕分け作業といったものがないので、仕分けによる商品の破損や外箱を傷付けてしまうことなどありません。また、配達先の方にはとりわけ好まれる種類になります。

時間指定可


チャーター便はたくさんの配達件数を抱えていないということから、時間指定での配達を何よりも得意とします。しかも、時間指定による割増料金などもありませんから、条件次第では宅配便より安上がりに急ぎの荷物を発送することが可能になります。

臨機応変に対応

チャーター便に集荷時間の制限はありません、夜の時間帯でも朝早くでもお客さんの指定した時間に合うようにしてチャーター便の手配をします。もちろん、配達の時間指定もどんな時間でも対応できます。

荷物を送る側の負担軽減

チャーター便でしたら、発送に関する作業負担を大幅に少なくすることができるのです。宅配便みたいにダンボールの数量だけ伝票を作成したり、全てのダンボールに伝票を貼ることは不要です。 また、荷物の梱包も厳重にする必要がないので作業負担の軽減につながります。

思いがけず、あなたの会社の運送コストを大幅に少なくすることができる場合があります。 当サイトをフル活用して、運送コスト軽減に繋げてみてはいかがでしょうか。




運送料金比較

東京→東京100サイズ荷物の運送料金

100サイズ(35×30×35㎝)のダンボール50個
大田区で荷物を積み込み
品川区、中央区、文京区、新宿区、豊島区、計5か所に届け

料金 備考
宅急便 69500円 1390円×50個
軽貨物チャーター便 11880円 距離料金9680円+配達件数5件2200円
差額(宅急便-軽貨物) 56170円 69500円-11880円

無理のない配送ルートを組むことが可能であるなら、 宅配便で送付するよりもチャーター便を選択した方が格段にコストが減少します。 上の例でケースでは、最大で80%のコストダウンも実現できるのです。

しかし、軽貨物車にはビッグサイズの荷物と重量物は多く積載できないといったデメリットもあります。 最大積載量350kgが大原則なので、トータルの重量を350㎏以内にしないと過積載になってしまい、 道路交通法違反になってしまします。

荷物を送る前に、荷物の重さと大きさを確認しておく必要があります。

東京→横浜100サイズ荷物の運送料金

100サイズ(35×30×35㎝)のダンボール50個
東京都新宿区で荷物を積み込み
神奈川県横浜市に配送

料金 備考
宅急便 69500円 1390円×50個
軽貨物チャーター便 11550円 距離料金10500円+消費税1050円
差額(宅急便-軽貨物) 57950円 69500円-11550円



東京→名古屋100サイズ荷物の運送料金


100サイズ(35×30×35㎝)のダンボール50個
東京都文京区で荷物を積み込み
愛知県名古屋市に配送

料金 備考
宅急便 69500円 1390円×50個
軽貨物チャーター便 55440円 距離料金50400円+消費税5040円
差額(宅急便-軽貨物) 14060円 69500円-55440円



東京→大阪100サイズ荷物の運送料金

100サイズ(35×30×35㎝)のダンボール50個
東京都豊島区で荷物を積み込み
大阪府大阪市に配送

料金 備考
宅急便 75000円 1500円×50個
軽貨物チャーター便 72930円 距離料金66300円+消費税6630円
差額(宅急便-軽貨物) 2070円 75000円-72930円

配達先が遠方になると宅急便と軽貨物チャーター便の料金の差がなくなりますね。

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